ウェルカムボード(CG)

 

こちらプライベートで後輩、知人の結婚式用に作成したのウェルカムボードです。

CGウェルカムボード第1号
 

1999年9月作成

これは Illustrator8.0を初めて使って作ったものです。

 ソフト入手後、すぐに後輩からウェルカムボードの作成を頼まれたので、これはいい練習材料が来たと、市販のマニュワル片手に早速取り掛かってみました。

 私自身使ってみてびっくり。それまではパスを使うと言えばPainter5に付属のパス機能とWindows版Illustrator4.0jを使っていたのですが、それは機能も少なく使い勝手が悪いので、どうしても必要な時意外はほとんど利用してませんでした。

 しかし、これははっきり言ってすごいです。さすがに年季の入ったソフトウェアだけのことはあります。

 当時、グラデーションメッシュなんてパスにいるのか疑問でした。しかし、見てもらっての通り、下手するとピクセル画像のブラシツールより強いかもしれません。

 出力画像もどんなに大きくしてもクオリティーが落ちないってのもすばらしい魅力です。たとえB全サイズにしても800dpiの出力が可能なのです。理屈上では。

 実際使った大きさは59.4cm x 42.0cmで解像度800dpi これでDATAサイズ3.729MBです。ピクセル画像ではそうもいきません。

す・・・すばらしい!!
 でも、このソフトめちゃ重・・・。
 DATA量が量なだけにしかたがないのかもしれませんが・・・。
 (この当時はPII350@489MHz、メモリ256MBでした。確か。)

 

 DATAの一部分だけですが、お姉さんの頭に載せてるティアラのIllustrator8.0用(ai)DATAをおいときます。

 

WindowsDATA

tiara.exe 308KB

 ファイルは自己解凍圧縮です。
 ダウンロード後解凍してください。
tiara.exeをダブルクリック
「 tiara.ai 」
  というファイルができればOKです。

 

このティアラ。8.0jのグラデーションメッシュ機能は使ってません・・・。
使ってるDATAが良かったかな?

  


 

CGウェルカムボード第2号
 

2000年9月〜2001年1月9作成

作成情報。

 これは Illustrator8.0.1及び9.0を使って作成したものです。
 実際の出力の大きさは50cmX40cm。カラーはCMYKです。
 Illustrator書類情報
  パス: 4922 (66940 ポイント)
  クリッピングマスク: 1
  複合パス: 404
  不透明マスク: なし
  透明グループ: なし
  透明オブジェクト: 28
  スタイルオブジェクト: なし
  グラデーションメッシュ: 150
  ブラシオブジェクト: 15

作成するに当たって。

 以前作ったものから1年経過しての作品なので、私の中では早く出来上がるものと思っていました。 ・・・が、実際にはもっと大量に時間がかかってしまいました。

頼まれてから式までの間の期間が長かったことと、途中から描き直したということもありますが、いかんせん。仕事ではなくプライベートで作ることから、自分が納得するまで作りこんでしまうってことが一番の原因のようです。

 実際、作業スピード(手元の動く速度)は前より格段に早く、ショートカットキーも覚え、効率の良いパスの編集をしていたはず(自分ではそう思っている)なのですが・・・そのぶん手を加えてしまったらしいのです。その結果、「こ・・・これって絵で描かんでも写真でいいやん」って感じのができてしまい。「こりゃいかん。」「どーーーすっかぁ〜ぁ・・・」と思っていた所にウェディングドレスの試着写真が届いたので描き直すことにしたのです。(あきらかにプライベート写真とは違う、試着時に漂う式の雰囲気でその気になってる表情の方が圧倒的に良かったこも要因です。)

この描き直しではできるだけ絵である必要がり、デザインっぽく。しかし、リアルさも忘れずにってことに気を付けました。このパスの作業。けっこう集中力と忍耐と根気を使うので長時間続けると、いつの間にかある一点しか頭を使わなくなり。途中何度も志を忘れることがありました。(私は疲れて頭を使わなくなると、作業にのみ集中してしまい、思いっきりやり込んでしまう・・・たぶんこれが一番楽なスタイルなんだろうね・・・。)いかん、どんなことでも過ぎちゃいかん。
 とりあえず、何とか仕上げることができたので、今はほっとしています。

作業。

 作業はまず、Illustrator8.0.1で行います。ほんとは全部8で仕上げられますが、最後のバランス取りの時にケープの透かしやボディのぼかしが使えて早くて綺麗なことと、やはり新しいものは使ってみるに限るという自分の好奇心もあり、後半、仕上げの部分は9.0を使いました。

 このIllustrator9。むちゃくちゃ重い。前回8がメチャ重って書いたけど、さらに上を爆走!。体感で8の2倍遅く感じる。拡大してパスを一個触ると表示に数秒かかる。とにかく何をするにも重い。もはや私のこのマシーンでは快適な作業は不可能に近い。思いっきり、マシンのパワーアップを考えてしまった。(ただ、このDATAは特別のような気もする・・・なんせ.ai DATAで7.44MB・・・。)

ただ、悪い所ばかりじゃない。選択ツールに投げ縄が追加されたことや。変形ツールの修正。あと何と言っても透明ツールが追加された。これで描く上での弱点は無くなったに等しい・・・。話すと長〜くなるので詳しくはまた別のコーナーで。

(この当時はPIII800@896MHz、メモリ896MBでした。)

出力のトラブル。

 最後に自分を苦しめたのがこの出力です。こんな大きなものは、出力センターに持っていかないとだせない。Illustrator9はまだ新しいソフトなので、トラブルもかかえているかもしれない。そんな思いを持ち、いざ出力。

 ぐはっ。やはりトラブル発生!。なんと新婦の目の所だけがが四角く色が抜け、うまく出力できていない。他はなんとも無いのにそこだけだ。担当してくれた方も原因がわからないとのこと。それから3〜4日、DATAを直したり、天地逆転して出力かけたりしたが結局ちゃんと出ず、最後の手段としてそのまま出力せず一度PhotoshopDATAに描き出し、出力することになった。(出るには出るがそれではパスで作った意味が無い・・・)とりあえず、それは取って置いて、別の日に違う所に持って行った。が、ここでは出力された色が違うトラブルが・・・「ウッキーーー!!なんとかしてちょんまげーーー!!」いくらDATAでいいもの作っても出力できないんじゃ絵に描いた餅ぢゃーー。っと・・・。
今思えばちゃんと見本持って行くべきだった、EPSONのプリンターだと見本無しでもちゃんと出てたから油断した・・・今の時代、ハードウェアが少々違っても、デフォルトは標準的なものに統一されていると思い込んでいた・・・。(T T)

 結局使ったのはPhotoshopに描き出してイラストレーターに取り込み出力をかけたものです。

 最後の最後に人に任せる作業ってのはちょっとつらいものがあるね。その場合は万全作を取る。それしか方法はないのかもしれない。

ちょっと面白いもの。

 ここでちょっと面白いものをお見せしましょう。
これはアートワークに切り替えて表示したものです。
(パスのラインのみの表示)
興味のある方は覗いてみてください。

 

どちらのカップルも末永くお幸せに。
(^^)

俺はいつだ・・・

 
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