十数年前それは私がまだ高知にいた頃の話です。
第1章・・・肺気胸
中学校時代、女生徒に腕相撲で負け、「北斗の拳」というマンガにモロ影響を受けていた私はそれなりに身体を鍛えておりました。
しかし、青白く見た目不健康そうな私の貧弱な体質は変化が無かったらしく高校2年の時に”肺気胸”なる病気に掛かってしまいました。
これは肺の上部が薄くなり何かの拍子に破けて空気が漏れ、ろっ骨と肺の間に空気が溜まる病気です。
(体質からくるらしいです・・・ぐふっ。)
自転車通学中それは起こったようで、左肩から左腕肘の内側までズキンズキンと痛みを感じながらその日は学校へ行きました。
登校後授業中はなんとも無かったのですが、休み時間席を立つと左ろっ骨の内側で何やら水風船のようなものが「ゆさゆさ」ゆれる感覚にみまわれ「何じゃこりゃ」と思いながらも特に痛みは無かったので午後の授業までやり過ごすことにしました。さて、やり過ごしたまではよかったのですがいざ帰るとなった時、痛みと息苦しさで自転車に乗ることが出来なくなっていることに気付きました。急遽、親父に迎えに来てもらいこの日は家路についたのです。
そして翌日、症状に変化が無かったので病院に行きました。すると、「速入院です。」と、その場で入院。直後いきなり左わき腹に穴を空けられ肺とろっ骨の間に溜まった空気を抜くチューブを装着し吸入。その空気を抜く作業中縮んだ肺が膨らむ時の痛いこと痛いこと。ろっ骨の内側でゆれてた水風船のようなものは肺が縮んで塊になってたものだったことが分りました。それから吸入器が作動している状態で自然治癒しているか2〜3日様子を見ることになりました。
(肺の穴は自然にふさがる場合があり、ふさがった場合は手術する必要が無いらしい)
体の内部と外がチューブでつながっていてしかも自分の脇腹には穴が開いた状態。改造人間状態です。。もっとも、当時は痛みでそんなことは考えもしませんでしたけど。
その後、自然治癒していることが分り、数日後退院しました。
その時、私を担当した先生が言いました。
「体質だから30%位の確率でまた起こる可能性がある」
「今度、同じ所が気胸を起したら手術になるよ」
・・・と。
第2章・・・肺血気胸・・・
・・・・・・・・・・次回更新時アップ・・・・・・・・・・。
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