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ここで行う作業の説明 ここでは、Painter5のみを使ってスキャナから画像を取り込み、彩色するまでを書きます。 あくまでも私の描き方での作業手順です。
For Windows |
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これは、Painter5で作業をする際に必要なコントロールボックスです。 これは主にフローターやマスクのコントロールをする為に使います。特にこの2つは使うので必ず出しておいてください。 フローター表示の一覧 フローター選択・ 表示・描画可能 フローター選択・ 表示・描画不能(ロック) フローター選択・否表示・描画不能(ロック) フローター解除・ 表示・描画不能(ロック) フローター解除・否表示・描画不能(ロック) これはカラーの変更、その他グラデーションやテクスチャの変更などを行うものです。 (表示されているコントローラーは主にカラーを変更するもので、真中のパレット名は”彩度/明度トライアングル”です。) |
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その他にNEWブラシ(新規ブラシへのショートカット)などがありますが、これは必要無い時はしまっておいてかまわないでしょう。
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まずは元絵を取り込ま無いと作業になりません。 私の場合EPSONのGT7000Sを使用してますので、それを例にします。
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スキャンが終わったら今度はそのDATAを下塗り準備に行く前に調整します。 たいてい右か左に傾いているので正位置に回転します。気にならないようなら飛ばしましょう。 |
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たいていはこのように斜めになっています。 上の絵の斜めのラインは下絵を描いた時にあらかじめ平行の目安に入れておいたラインです。平行に走ったラインはガイドです。 ↓ まず平行が分かるようにします。 「キャンバス」→「ルーラー」”ルーラーの表示”を選択します。 キャンバスの淵に出てきたルーラから平行の目安にできる部分にガイドを表示します。 (元絵に平行が分かるラインをあらかじめ入れておくと便利です。) (ガイドを引き出すには、ルーラーの上にカーソルを持っていき、ドラッグしてスライドすれば出てきます。ガイドが出ない場合は「キャンバス」→「ガイド」”ガイドの表示”をチェックします。平行のガイドがほしい場合は左のルーラー。垂直がほしい場合は上のルーラーら引き出します。) 数値は自分で調整します。 回転することで正位置になりました。 ↓ 回転させます。 「効果」→「変形」→「回転」で平行になるように調整します。 Painter5はプレビューが無いのでちょっと大変、失敗したら”Ctrl”+”Z”もしくは「編集」→”元に戻す”でやり直しましょう。 回転は1回で正位置になるようにしましょう。回転に回転を重ねると画像がぼやけてきますので注意です。 □ 編集をすると勝手にフローターに変換されますので、キャンバスに貼り付けてしまいます。 セットできたら、画像がフローター(*1)になっているはずなので「オブジェクト:フローターリスト」の右下にある「固定」をクリックするか、「オブジェクト:フローターリスト」の「フローター」→”固定”でキャンバスに貼り付けます。 ルーラーやガイドが邪魔なはずなので「キャンバス」→「ルーラー」”ルーラーを隠す”と、「キャンバス」→「ガイド」”ガイドを隠す”で隠しましょう。
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次は、スキャナを使って画像を取り込んだ場合、必ずごみや紙自体の色、また表面の凹凸が影となって取り込まれますので、それを処理します。 CGを作成する場合、これは邪魔になるので、主線の黒と背景の白のみにします。(それを生かしたい場合は無視しましょう。)
ここで一度バックアップしておくようにしましょう。後々必要になるかもしれません。 ↓ 変化が良く分かる大きさなら500倍じゃなくてもかまいません。 取り込んだ画像を500倍(虫眼鏡ツールもしくは、Ctri+スペースバー)くらいにして、よく変化が見える状態にします。 画像自体の拡大じゃなく表示の拡大です。念のため。(^^) □□ ↓ 元の画像と調整後の画像の印象が変わらないように注意しながら調整します。もちろん、わざと変える場合もあるのでその時は自分なりに調整してみて下さい。 明度を調整します。 「効果」→「色調処理」→「明度補正」に行きます。 モノクロで取り込んだとして黒側(左)に少しと、白側(右)に高く山があります。画像を見ながらコントロールするのですが、目安として白側の山の内側(左)の何もない所まで△をスライドさせ、それと同じ距離▲を内側(右)にスライドさせればいい具合になります。もちろん画像によって若干変わるので画像のラインが減衰、または強調され過ぎてないか自分の目で見て調整しましょう。 終わったら、黒がしっかり出ているか確認する為に画像の黒いライン(アンチエイリアス(*3)部分は駄目)をスポイトツールで取ってチェックしましょう。中途半端にグレーだと後々ここに戻ってやり直さなくてはならない羽目に陥る可能性があります・・・。 その後、ラインの修正及び、ゴミを取ったら下絵の完成です。 それは、回転ツールです。上で説明したキャンバスの回転とは違い、仮想的に回転させて描画する機能でPainter5の”描く為のソフト”を実感できる強力な部分です。使用方法はショートカットキー”E”、もしくはツールの回転で選択。後は画面をドラッグしたまま動かせば回転します。元の位置に戻す時は画面を一度クリックすればOK。みなさんも紙に書くときは回しながら描きますよね。便利です。 □ ”アンチエイリアス”とは、この場合で言うと、白と黒の境界にあるラインを滑らかに見せるためのぼかし部分のこと。
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さて、いよいよ色塗りの下準備です。ここでは主線に影響を与えないように、色を塗る部分と主線とを分解する作業を行います。 これをすることによって綺麗にしかも早くカラー作業を行うことができます。
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こちらは本格的に作り込む時に便利な方法です。
↓ 1. 下絵を準備した状態で「選択範囲」→「自動選択」で”画像の明るさ”を選択しOKします。 OK後、マスクに登録されて元の画面に戻ります。 ↓ 2. 選択ライン(*4)が画面に出てる状態で「選択範囲」→「マスクへの保存」”新規”で登録します。 (後に選択範囲を取るためのラインを作る為のもの) ↓ オブジェクト:フローターに主線を摘出したフローターが作成されます。 3. 次に選択ラインが画面に出てる状態で「選択範囲」→「フローターに変換」をクリックして、ラインのフローターを作ります。 「オブジェクト:フローターリスト」にフローターが作成されればOKです。 ”選択ライン” 正式名称が分からないので私が勝手につけてる名前です。選択範囲を取った時うねうねと動く点線のことです。 |
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フローターにしたライン自体を加工したい場合は、フローターではなくそのフローターに該当するマスクの方からを編集するのですが、それは別の項で書きましょう。 バックに色を塗るときはキャンバスで処理します。 マジックワンドツールで選択範囲を取ってその中を描画。 ここに書いてあることは、色塗りの元を作る作業です。後は応用しだいでいろんなものが作れます。
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↓ ↓ ↓ 完成 この場合はフローターの主線はそのままで、キャンバスの塗りのみに効果をつけてみます。 C 1.アート素材:テクスチャで、適応したいテクスチャを選択します。 2.「効果」→「表面処理」→”表面テクスチャの適応”でコントロールボックスを表示します。 3.適用:の部分を”テクスチャ”にします。 4.後は、スライドバーを変化させて調整してOKボタンを押します。 * このテクスチャは「アート素材:テクスチャ」で選んでいるものを使用します。いろんなペーパーがあるので試してみるといいですね。 |
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↓ クローンを作成します。 「ファイル」→「クローン作成」で作成します。
↓ そのままだと元の画像がクローン扱いとなっているので新しく作った方をクローンに指定します。 「ファイル」→「クローンソース」”クローン:・・・・”を指定します。 (その他の作業でクローンを扱う場合、複数個のクローンがある場合などもここで指定します。)
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↓ 元のウインドゥにもどりキャンバスを白く塗りつぶします。 C 「効果」→「塗潰し」”現在の色”で塗潰します。 (この時カラーが白になっていることを確認します。) キャンバスが白く塗潰されました。
↓ ブラシの効果を選ぶ。 この場合の設定は下記の通りです。 「ブラシ:鉛筆コントロールボックスの下」(文字の上をクリックするとリストがでます。) ・鉛筆 ・ 鉛筆<2B> ・手法 : クローン ・手法(バリエーション) : 塗潰しクローン+ハード+テクスチャ ↓ 完成 準備ができたら「アート素材:テクスチャ」で効果をつけたいペーパーを選び、続いて「ブラシコントロール:サイズ」でブラシのサイズを決めて描きます。 これはクローンの画像をこすりつけているという感覚で描きましょう。 ブラシサイズの変更。カーソルの部分”サイズ”のスライドで調整します。 * このクローン効果はいろんな組み合わせでいろんな効果が出せるので自分で試してみましょう。思いもよらない効果が出る場合ありますのでためしてみてね。 |
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↓ クローンを作成します。 「ファイル」→「クローン作成」で作成します。 ↓ そのままだと元の画像がクローン扱いとなっているので新しく作った方をクローンに指定します。 「ファイル」→「クローンソース」”クローン:・・・・”を指定します。 (その他の作業でクローンを扱う場合、複数個のクローンがある場合などもここで指定します。) ↓ 元の画像にもどりキャンバスを白く塗潰します。 「効果」→「塗潰し」”現在の色”(白になっていることを確認します。) ↓ この場合は「ブラシ:アーティスト」を選択します。 下のブラシ設定は次のようになります。 ・ アーティスト ・ 自動ゴッホタッチ ・ 手法 : 塗潰し ・ 手法バリエーション : 塗潰し+ソフト ↓ 完成 ブラシを選んだら自動処理です。 「効果」→「特殊効果」→”自動ヴァン・ゴッホ”で描画開始。 どんな絵でも芸術作品となります。これはやってみるとびっくりです。 画像の大きさと搭載メモリの容量により計算時間が変化します。大きすぎには注意ですね。 *この自動処理は「アーティスト」ブラシ以外の他のどんなブラシでも適応することができます。 その場合は好きなブラシを選んで「アート素材:カラー」の下の”クローンソースカラーの使用”にチェックを入れ、5.からチャレンジしてみましょう。このとき、ブラシサイズも重要なので変化させながらためしてみる方がいいでしょう。
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備考 PainterのCD−ROMには、ブラシやテクスチャなど、インストールされている素材以外にたくさんの種類が入っています。それぞれの項目でライブラリの編集ができるので、デフォルトのもので物足りない方はそこからチョイスするのもいいかもしれません。私も、必要ないブラシやテクスチャやグラデーションは削除して、使いそうなものや面白いものだけCD−ROMから取り出して使ってます。 また、その場合の注意は、あまりたくさんのものを読み込ませるとPainterの起動が遅くなり、しかもメモリを消費してしまいますので適度でやめておきましょう。
以上CGの描き方Painter5の説明でした。 |
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